12月号のご案内
1.寒い日にはあつあつを 冬の味覚・おでん
ほかほかの湯気が立ちのぼる「おでん」。寒い冬に食べたくなる食べ物のひとつではないでしょうか?今回はこの「おでん」の雑学をご紹介しましょう。
もともとは汁なし?!
突然ですが「田楽」をご存じですか?串に刺した豆腐などに味噌だれをつけて焼いたものですね。実は、おでんの「でん」はこの田楽からきています。今風のおでんはたっぷりの汁で煮込まれていますが、最初は串焼きだったというわけです。そしておでんの「お」は女房言葉の「お」。「お田楽」の「楽」がなぜか省略されて「おでん」となったようです。
焼き物から煮込みに!
このおでんが、煮込み風に変化していったのは、江戸後期から明治初頭あたりと考えられています。千葉県の銚子や野田で醤油づくりが盛んになり、その影響でおでんも醤油汁で煮込まれるようになったという説が有力です。
大人気!関西風の味付けおでん
大正時代には煮込みおでんが関西に伝わります。しかし、関西で「おでん」といえば、串に刺して焼く田楽のことを指していたので、別に名前を設けて「関東煮」と呼ばれるようになりました。さらに関東の濃い醤油味は関西人の口に合わなかったため、関東煮は昆布ダシを使った関西風の味付けになり、それが大人気となりました。
関東大震災で大活躍!
大正12年の関東大震災では、関西の料理人が被災者を助けようと関東に集結。炊き出しのボランティアを行いました。その時に大活躍したのが関東煮でした。これにより関西風の味付けのおでんが関東でも広がっていきました。
味も具材も多彩な全国のおでん
現在は、地域ごとにさまざまなおでんがあります。黒い煮汁が特徴の静岡おでん、八丁味噌をベースとした東海地方の味噌おでん、豚足や季節の葉物野菜を使った沖縄風おでんなど、地域の食文化を活かしたものがたくさん見られます。
屋台で粋に、おうちでにぎやかに。体も心もあたたまるおでんを、この冬も楽しんでくださいね。
2.冬の睡眠~寒い冬もぐっすり眠って、すっきり目覚めるコツ~
冬の睡眠
~寒い冬もぐっすり眠って、すっきり目覚めるコツ~
気温や湿度が低いため、なかなか快適な睡眠を得にくいうえに、日の出が遅く太陽の光が弱いので、朝のスイッチが入りづらい冬。今回は、そんな冬の睡眠についてのお話です。
眠るとは?
眠る目的の一つは、脳の神経回路をクールダウンさせることです。眠ろうとする時、体の中では体の中心の温度(深部体温)を手足にシフトさせて、熱を体外に逃す作業が行われます。
よく眠そうな赤ちゃんの手足が暖かくなってくるのは、体が睡眠の準備に入っているから。この原理を上手に使って、良い睡眠を獲得しましょう。
冬にぐっすり眠れる条件とは?
まず寝室の室温は16~19度が適当といわれています。これはナイトウエアの上にガウンなどを一枚羽織ってちょうどいい温度で、これ以上高いと寝ている間に布団をはいでしまい、低いと呼吸によって肺が冷やされます。
そして湿度は50%前後が理想的。これより湿度が高いと結露が発生してカビの発生原因となる可能性があり、また低いと鼻や喉の粘膜を傷つける恐れがあります。
快適な睡眠のための対策は?
寝る前には、湯タンポや電気毛布などで寝具を温めておくとよいでしょう。電気毛布は、一晩中付けっ放しにしておくと深部体温が下がらないので、布団に入ったらオフにしましょう。寒いからといって厚着をしたり、靴下を履いて寝ると、体温放出の妨げとなるので避けたほうがよいといえます。
また、湿度にも気を配りましょう。濡れタオルを室内に干すのも効果があります。観葉植物は室内の湿度を調整してくれるという実験報告もあります。
ちなみに、睡眠の1~2時間前には、38~40度程度の熱すぎないお風呂に入って、深部体温を上げておくと、就寝時に深部体温が下りやすくなります。
さらに、寝具には空気を含ませておくと保温効果が高まり快適に眠ることができます。布団を干す、乾燥機を使うなどして、汗などの水分を蒸発させ布団に空気をたっぷり含ませましょう。
1日のリズムも大切に
目が覚めたら、窓を開けたり電気をつけたりして、体を覚醒させましょう。パッと起きるのが難しかったら、布団の中でストレッチをしてから起きるのも効果的です。
そして夜だけではなく、朝食も大切です。朝食メニューで登場する事が多い、豆腐・納豆などの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類、ごま、ピーナッツ、卵、バナナなどにはトリプトファンという必須アミノ酸が多く含まれています。トリプトファンは、夜にメラトニンという催眠作用があるホルモンをつくる元になり、質のよい睡眠を導きます。
今年の冬は、質の良い睡眠をしっかりとって快適に過ごしてください。
3.今年もハウスダイレクトをご愛顧いただきありがとうございました。
2020年も、いよいよクライマックス。もう雪が降っている地域もあるかもしれませんね。寒いのは苦手ですが、お客様センターがある大阪はあまり雪が降らないので、雪には憧れがあります。冬の朝、一面の真っ白な新雪に、自分が最初に足跡を残す時の、ちょっとウットリするような感触、音…。子供の頃は雪の上を歩き、その自分の足跡を踏んで家に帰るのも楽しみでした。
ところで、皆様は『スノーエンジェル』をご存じでしょうか?新雪の上で手足を広げて仰向けに寝そべり、腕を上下に動かすと翼の形が、脚を何度か開閉させるとガウンの形が雪の上にでき、天使のように見えます。これを「スノーエンジェル」と言うそうです。一般的には子供の遊びですが、飼い主をまねたワンちゃんや、野生の鳥、アザラシも氷を溶かして、氷上にスノーエンジェルに似た自身の跡を残すのだとか。どんな天使になるのか、一度見てみたいです。
さて、最後になりましたが、今年もハウスダイレクトをご愛顧いただき本当にありがとうございました。緊急事態宣言の時期など、ご自身も大変な中、お電話やおはがきで私達お客様センターのメンバーの体調を気遣ってくださるお客様のあたたかいお言葉に何度も励まされ、勇気をいただきました。
まだ、ウィズコロナの生活は続くかと思いますが、ご家族や親しい方々とゆっくり静かに過ごすクリスマスやお正月もまた素敵ですよね。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。
(今月の担当:山口)
4.芸は身を助ける? 実は私、こんなことができます
毎月変わるテーマでトーク 皆様とつくる、お便りコーナー
人は十人十色とよくいわれます。今回は皆様の「実は私、こんなことができます」を伺ってみました。
20歳から書道をしております。
東南の角に”キンモクセイ”があります。私も秋の訪れを感じて待ちどおしいです。
20代から書道をしておりますが、天王寺美術館での展覧会、コロナで今年は中止。こんなこと始めてです。戦争に比べたら、どうってことないですが。
草花を育てながら書道をしたり、買物もできるし、注意しながら普通に暮らしております。
晴れ人間です!
「芸」や「特技」ではないけど、晴れ人間です。旅行、行事、まず雨が降ったことがありません。晴れ人間だからと誘われることも多いです。年をとって、パワーは少々落ちてきましたがまだまだ期待は裏切りません。(笑)
耳コピ(聴き取り)演奏できます!
電子オルガンが趣味で、いろいろな楽譜を集めて演奏を楽しんでいます。
聴いた音楽をすぐ再現する、いわゆる耳コピー(略して耳コピ)演奏もできます。「この曲知ってる?」と鼻歌で歌ってもらったものを「こんな感じ?」と演奏すると、とても喜ばれます。
魚介類をさばけます。
漁村で育ったので、小学生の頃から見よう見まねで魚をさばいていました。イカの産地だったので、極細イカそうめん、即席イカの塩辛は特に得意です。地元ではごく普通のことでしたが、都会に出てきてよく「すごいね」と言われました。年をとった今でも時々言われます。
そば打ちできます
退職後の趣味としてチャレンジしました。娘家族が来てくれた時に振る舞いますが、喜んでくれています。
着物の着付けができます。
今では、着物を着る機会も少なくなりましたが自分で着られるくらいにはなりたいと思い、結婚してから習いました。そのうち楽しくなって人にも着せてみたくなり、さらに勉強しました。親戚や近所の人たちが着物を着る時には、手伝っております。やはり着物はいいですね。
マジック、できます。
自己流ですが、マジックをいくつか…。「おじいちゃん、コインが見えてるよ!」と孫に指摘されることもありますが、指先を動かし、ネタがばれないように集中するので、良い脳トレになっております。
私の元気自慢!
孫に「カッコイイ」と言われたい!
私は歩くことが好きです。昔、小学校も中学校も高校もクラスで一番歩く時間のかかる家で、仕方なくですが足を鍛えられました。
数年前から健康の為に太極拳を習い始めました。なかなか大変ですが楽しいです。
昨日私にとっての初孫が誕生しました。この先、孫にカッコイイおばあちゃんと言われたく、今日も頑張ってます。
私の元気自慢!
キックボクシングに励んでいます!
何か脚腰にいいことを…と思案した結果、55歳からキックボクシングを始めました。年齢的に、最初は脚が上がらず苦労(体力的に)しましたが、今ではハイキックも会得。
最強の65歳を目指して、週1の練習に汗を流しています。2分3R(ラウンド)の練習をくり返しながら、体力と脚力をつけ、高齢対策に励んでいる私です。
寒くなると無性に恋しくなる「おでん」。温かく美味しいおでんを食べると、幸せな気分になりますね。今月のお便り募集テーマは「私の好きなおでんはコレ!」です。皆様はどんなおでんが好きですか?地元ならではの味付けや変わった具材、イチオシのおでんの具など…。大好きなおでんについて自由に語ってください。掲載は2021年3月号になります。採用された方には「ハウス食品グループの商品詰め合わせセット」をもれなくプレゼントします。たくさんのお便り、お待ちしております。
いつもハウスダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。ハウスの会報誌「活きいき便り(毎月発行)」では、毎月ご愛用の皆様の元気なお声やご意見・ご質問をお待ちしております。ぜひ、お気軽にお便りをお寄せください。スタッフ一同、皆様からの元気なお便りをお待ちしております。
今月募集のお便りはこちらです!
お便り(1) (2) (3)、どれでもお好きなものをお選びください。
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(1)テーマに沿ったお便り!
「活きいき便り」皆様とつくるお便りコーナーの、今月募集のテーマはこちらです。
掲載は2021年3月号になります。私の好きなおでんは
コレ!上記テーマの締切日
2021年1月15日まで -
(2)あなたの元気自慢!
毎日元気にお過ごしの皆様の様子を教えてください。趣味のスポーツ・旅行・サークル活動など…何でもOKです!お写真も大歓迎、元気なお便りお待ちしてます。
※後日、ご訪問の上インタビューさせていただく事がございます。 -
(3)商品へのご感想!
日頃ご利用いただいている商品へのご感想を、ぜひお聞かせください。
ご応募には「お客様番号」が必要です。
>「お客様番号」の確認はこちら(ログインが必要です)
【ご注意】
募集お便りには応募締切日がございます。締切日を過ぎるとせっかくお便りをいただいても掲載されませんのでご注意ください。お寄せいただいたお便りは、会報誌「活きいき便り(毎月発行)」で、お名前(匿名)とともにご紹介させていただく場合がございます。
また、文章掲載については、スペースの都合上一部手直しさせていただく場合もございます。
本誌に採用された方には、もれなく素敵な
「ハウス食品グループ詰め合わせセット」を
プレゼントいたします!!
※プレゼントの詰め合わせ内容は予告なく変更させていただく場合がございます。
5.日本と世界の大晦日の行事
このコーナーでは、季節に合わせて、ハウスダイレクトスタッフが気になる場所やイベントをご紹介いたします。
日本
今は様子も大分変わってきましたが、除夜の鐘を聞きながら、年越し蕎麦をいただくというのが、伝統的な日本のスタイル。除夜の鐘は、新年0時はさむように108回打たれます(例外もあり)。108は人間の煩悩の数でその煩悩を払うためというのが有力な説です。
また、年越し蕎麦は江戸時代中期頃から始まった風習のようです。「細く長い蕎麦の形から、家運や寿命が伸びますようにという願いを込めて」「金細工師が、飛び散った金粉を集めるのに蕎麦粉を使ったことから金運が上がりますようにという願いを込めて」など、いろいろな由来説があります。
イタリア
大晦日の夜11時を過ぎた頃に、レンズ豆とソーセージの煮込みを食べるのだそうです。硬貨にたとえたレンズ豆を食べて、金運をアップさせようというもの。たくさん食べるほどリッチになれるとされています。
デンマーク
たくさんの古い食器を用意しておき、大晦日には外から玄関先にお皿やカップなどを投げつけます。投げつけるだけの食器があることは、それだけ交友関係が豊富ということ。投げつけられた家には、よい人脈と幸運が訪れるそうです。
スペイン
来たる年の12ヶ月に幸運が訪れることを願い、教会の鐘に合わせて、12個のぶどうを1粒ずつ食べます。一説によると100年以上前のある年にぶどうが豊作となり農家が「幸せのぶどう」として人々に配ったが始まりとされています。