9月号のご案内
1.日常でも、もしもの時でも 缶詰あれこれ
台風の進路が気になる季節となりました。9月1日は防災の日。懐中電灯や防災食など、もしもの時の備えは大丈夫でしょうか?今回は防災食としても大活躍の「缶詰」のお話です。
ところで、缶詰の生みの親は、あのナポレオンだったということをご存じでしたか?ナポレオンは、遠征に出るたびに、兵士たちの食料確保に悩まされていました。当時の保存方法は、乾燥か酢漬け、または塩漬け。味も悪く、早々に腐敗するものも多かったのです。「これでは兵士の士気も上がらない」と悩んだナポレオンは、高額な懸賞金をつけてアイデアを募りました。そこに応募してきたのが、お菓子職人のニコラ・アペール。調理した食品を瓶に詰めて沸騰させ、真空状態にするというアイデアで、みごと懸賞金を獲得したのでした。その後、この瓶詰めを元に、より軽くて丈夫な缶が発明され世界に普及していくわけですが、肝心の「缶切り」が発明されたのは、なんと半世紀も後。それまではノミとハンマーを使ったり、銃を撃って缶を開けたのだとか。缶詰を食べるのも、命がけだったのですね。
日本で初めて商業的につくられた缶詰は、明治10年、北海道のサケ缶。白米一升7.65銭に対して、缶詰1缶は20~35銭。庶民は手に入れることのできない超高級品でした。その缶詰が広く普及するきっかけとなったのは、大正12年の関東大震災。救援物資としてたくさんの缶詰が配られ、被災者の方々の命を救ったのでした。
現在、缶詰の種類は本当に多彩になりました。サバ、ツナなどの定番以外に、パンやスイーツ、たくあん、だし巻き卵、たこやき、パエリア、鶏めしなども!さらには地方ならではのおいしさを詰め込んだ「ご当地缶詰」も人気となっています。
栄養価もおいしさも高まる旬の素材をぎゅっと閉じ込めた缶詰。保存料や殺菌料も使われていない安心な食品です。毎日の生活にもっともっと活用し、お料理をおいしく楽しんでみてはいかがでしょうか?
2.季節の変わり目は要注意! この時期、気をつけたい「気象病」の基礎知識
季節の変わり目は要注意!
この時期、気をつけたい「気象病」の基礎知識
気象病とは?
「雨が降りそうな天気の日は頭痛がする」「湿気が多いと古傷がうずく」など、気候によって体調が左右される方はいらっしゃいませんか?気温や気圧、日照時間や降水量、雨や風など、さまざまな「気候の変化」によって引き起こされる体の症状を総じて「気象病」と呼んでいます。大きなくくりでは、春や秋の花粉症などが含まれる場合もあります。頭痛や関節痛など、天気の乱れによって起こる慢性的な痛みについては「天気痛」と呼ばれることもあります。
気象病の原因は?
気象病の原因は、主に気温、湿度、気圧の変化に体が対応しきれないことと考えられています。特に、気圧は自覚症状がないので普段あまり意識することはありません。しかし、影響を受ける方は少なくないようです。私たちの体は、常に大気からの圧力(気圧)を受けており、その気圧で体が潰れないように、体内のさまざま部位で外に向かって圧力が発生しています。気圧が変化すると、体内の水分バランスや、血管の拡張収縮バランスなどが崩れてしまい、頭痛や動悸、むくみ、喘息、自律神経の乱れなどの原因になると考えられています。
9月はどんな季節?
9月は季節の変わり目です。厳しい暑さを引きずりながらも、秋特有の台風や長雨もあり、気候は1日単位で大きく変化し、その落差が体や心に影響を及ぼします。また、残暑はありますが、徐々に気温が下がっていく時期でもあるので、冷え対策の準備も必要になってきます。
自律神経を整えよう
「気象」という、人の力が及ばない領域の変化が原因となっているので、治療はそれぞれの症状を改善する“対症療法”が主体になります。だからこそ、なるべく生活リズムを整えて、つねに自律神経を安定させるよう努めることが大切です。
- 朝起きたら太陽の光を浴びる
- 毎日朝食を食べる
- 日中(熱中症の心配がない時間帯)ウォーキングなどの運動をする
- ぬるめの湯で入浴する
- 起床と就寝の時間を一定にして、質の良い睡眠をとる
天気予報を確認しよう
さらに毎日の天気予報を上手に活用して、気象病のリスクを減らしましょう。
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1日の気温差をチェック
一般的に、最高気温と最低気温の差が8度以上あると、体に大きな影響を与えるといわれています。 -
前日との気温差をチェック
気温で洋服を選ぶ時の目安として「気温差5度で洋服1枚」といわれます。前日より5度以上低くなる時は、洋服を1枚プラスしましょう。 -
湿度や風もチェック
同じ気温でも、湿度の高低や風の有無で、体感温度が変わりますので、湿度や風の強さもチェックすると、より安心です。
日々の天気予報をチェックすると同時に、自分がどんな天候の時にどんな症状が現れるかを記録しておくと、あらかじめ対策をとることができ、医師にも相談しやすくなります。
おいしい旬の食材が出回り、自然の風景も趣を増す秋。体調を整えて、楽しく過ごしましょう。
3.「月」より「団子」?!
9月に入り、少しずつ秋らしい陽気になってきました。秋の風物詩のひとつといえば「お月見」。その「お月見」に欠かせないものといえば「月見団子」ですよね。皆さまは、関東と関西で月見団子の形が違うことをご存じですか?
関東では、絵本などでもよく見かける白くて丸い団子を月見団子と言います。関西では、餅にこしあんを巻きつけたものが一般的で、その形になった由来はお月見の歴史が深く関係しているのだとか。
お月見の文化は平安時代から始まり、一年で最も美しいとされる「中秋の名月」を鑑賞する優雅な風習が平安貴族から庶民に広がって、秋の収穫に感謝をささげる行事「十五夜」として定着しました。
「十五夜」は芋類の収穫祝いを兼ねて「芋名月」とも言われ、当時は里芋やさつま芋をお供えしていたようです。特に関西では「お月見=芋」という風潮が色濃く残っていることもあって、月見団子も里芋をイメージしたと言われています。
関東・関西以外の各地でも、それぞれ独自の月見団子があって、例えば静岡では「へそもち」という変わった形の月見団子があります。もちをへその形に窪ませ、その上にあんこを乗せたのが始まりだそうです。愛知では可愛いしずく形をしていたり、中国・四国・九州地方では串にさしたタイプが多いなど、地域色が豊かで面白く、今年はいつもと違う月見団子でお月見を楽しんでみたくなりました!
十五夜の日は旧暦8月15日の月をさすため、毎年変わります。2021年の十五夜は「9月21日(火)」。皆さまもぜひ、お月様だけでなくお団子にも注目してみてくださいね。
(今月の担当:山口)
4.海水浴場・登山にまつわる思い出
毎月変わるテーマでトーク 皆様とつくる、お便りコーナー
行楽の季節ですね。今回は海や山など、自然の中での楽しみや思い出を皆さまに伺ってみました。
新潟の海
仕事の関係で、新潟に居たことがありました。毎年夏は、海で泳いだ後に夕方から関屋浜で行われる水中花火大会を、浜茶屋(新潟では海の家を浜茶屋と言います)で、皆で一杯飲みながら鑑賞するのが夏の楽しみでした。
新潟では“長岡の花火大会”等が有名で、規模は比べ物になりませんが、昔の懐かしい思い出として、今でも思い出されます。
神津島の星
今から50年前、学生時代の夏休みに友人3人と神津島へ遊びに行った事が楽しくて、懐かしい思い出として残っています。
一番の思い出は、満点の星と言った表現がピッタリとあてはまる、多数の星のきらびやかさでした。天の川も見る事ができました。感動しました。
夜にテント内で友人と熱く語り合った思い出も大切な思い出として残ってはいますが、あの夜空の星は今でも鮮明に残っています。
浜辺のスイカ割り
海でのスイカ割りは、懐かしい思い出です!スイカまで真っ直ぐ行けず、その上、竹刀を振り回したのでみんな逃げていきました。結局、スイカを割れたことは一度もありませんでした。
ハワイの魚
ハワイで素潜りしたのが良かったですね。きれいな熱帯魚がたくさんいました。もうお金がないので行けません(涙)。動画サイトで、ハワイの映像見て我慢します。
八ヶ岳ツーリング
登山ではないですが、若い頃に毎年、夏の八ヶ岳をツーリングしました。お気に入りの宿があり、そこもよかったです。また行ってみたいな。
高校野球を応援
夏といえば、高校野球の県予選の見物です。毎週土日は、球場へ行って、応援しています。
昨年は、球場に入れず残念でした。
今年は、3回戦以降入場出来そうです。ワクワクしています。
近所の小山
頭の中をリセットしたい時に必ず登る、お気に入りの小山が近所にあります。
1時間ほど登ったあと、自分の住んでいる街並みを見下ろすと、ちょっと気持ちがすっきりします。
私の元気自慢!
毎日3食・早寝早起き!
小学校・高校と無遅刻無欠席でした。中学校時代もクラブチームによるサッカー活動以外では無遅刻無欠席。健康の秘訣は毎日3食・早寝早起きでした。
今では「L-137サプリ」を飲み、毎日3食・早寝早起きで体調を整えています。
いつもハウスダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。ハウスの会報誌「活きいき便り(毎月発行)」では、毎月ご愛用の皆様の元気なお声やご意見・ご質問をお待ちしております。ぜひ、お気軽にお便りをお寄せください。スタッフ一同、皆様からの元気なお便りをお待ちしております。
今月募集のお便りはこちらです!
お便り(1) (2)、どれでもお好きなものをお選びください。
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(1)あなたの元気自慢!
毎日元気にお過ごしの皆様の様子を教えてください。趣味のスポーツ・旅行・サークル活動など…何でもOKです!お写真も大歓迎、元気なお便りお待ちしてます。
※後日、ご訪問の上インタビューさせていただく事がございます。 -
(2)商品へのご感想!
日頃ご利用いただいている商品へのご感想を、ぜひお聞かせください。
ご応募には「お客様番号」が必要です。
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【ご注意】
お寄せいただいたお便りは、会報誌「活きいき便り(毎月発行)」で、お名前(匿名)とともにご紹介させていただく場合がございます。文章掲載については、スペースの都合上編集させていただく場合がございます。
本誌に採用された方には、もれなく素敵な
「ハウス食品グループ詰め合わせセット」を
プレゼントいたします!!
※プレゼントの詰め合わせ内容は予告なく変更させていただく場合がございます。
5.秋に楽しみたい和花
このコーナーでは、ハウスダイレクトスタッフが気になっているスポットやイベント、季節のトリビアなどをご紹介いたします。
秋に楽しみたい和花
まだ残暑がある中、時々秋の気配も感じるようになりました。今回は秋の花をクイズ形式でご紹介。説明と写真を繋げてみてくださいね!
萩
日本の秋を代表する花で、古くから愛され親しまれてきました。万葉集にはこの花を詠んだ歌が141首も載っているほどです。
撫子
あまりに可愛らしいため、「我が子を撫でる」ように慈しむことからこの名前になりました。女子スポーツチームの愛称にもなっています。
女郎花
山地の日当たりのよい草原で、枝いっぱいに黄色い小さな花をつけます。万葉集でも取り上げられている秋の七草のひとつです。
藤袴
糸のような細いめしべが突き出ているのが特徴。名前の由来は、花色が藤に似ていて、花びらが短く袴のように見えることからです。
桔梗
紙風船のような蕾が、膨らみを増しながら色づき、先端が5つに裂けて、瑠璃色の花が咲きます。栽培種には白やピンクもあります。
竜胆
この花の根は古くから漢方に利用され、「熊の胆」より苦いというので、「竜」の漢字が当てられています。蕾は美しい螺旋状です。
秋明菊
細い茎に白い花で、清楚な美しさを醸しています。京都市北部の貴船に多く栽培されていたので、貴船菊という別名もあります。
金木犀
独特の甘い香りは、秋の空気をいっそう清々しくしてくれます。花は橙色で小さく、葉の付け根に数個ずつ固まって咲きます。