11月号のご案内
1.心穏やかに、体健やかに 茶の湯と長寿
日一日と秋が深まり、高い山は白く雪化粧をしています。師走まであとひと月。町では、年を締めくくる準備が始まっています。
そんな慌ただしい11月ですが、茶道の世界ではひと足早く「正月」を迎えます。目張りをして保存しておいた新茶の封を切る「口切の茶事」が 行われるのです。茶葉を挽いてまるごと頂く抹茶。採れたての葉では刺激が強すぎるため、冷暗所に半年ほど置いて熟成させ、味をまろやかにします。それを取り出して各 茶家に届けられるのが11月。「口切の茶事」は、畳も障子もすべて替えられ、整えられた茶室で行われます。
「口切の茶事」では同時に「炉開き」が行われます。釜や茶道具を夏式の「風炉」から、冬式の「炉」に替える茶事です。茶の湯の文化を大成した千利休は、「柚子が色づいたら炉を開きましょう」と季節の移ろいを五感で受け止め、炉開きを行っていたそうです。
また、千利休はこんなことも語っています。「家は漏らぬほど、食事も飢えぬほどでこと足ることなり。これ仏の教えであり、茶の湯の本意なり」。これは「住まいは雨が漏らなければよく、食事も飢えない程度で十分。茶の湯も質素がよい」という意味。この「質素に暮らす」という考え方が茶人の心を穏やかに保ち、体の健康をも守っていたようです。
さらに最近では、心や体に対するお茶の効能が科学的にも証明されるようになってきました。旨み成分のテアニンは、リラックス効果が高く緊張やストレスを解きほぐす働きがあります。また、カテキンは優れた抗酸化物質。生活習慣病や老化などの原因となる活性酸素を除去する作用が強いといわれています。このほか、血行を促すビタミンEやストレスを緩和するビタミンC、体の機能を助けるミネラルも豊富に含まれています。
千利休は、当時の平均寿命をはるかに超えた70歳で亡くなりましたが、これは切腹によるものでした。天寿を全うしていたら80歳以上になったのではないかともいわれており、その健康には、質素な暮らしに加え、お茶の健康パワーが大きく影響しているのではないかと考えられています。
晩秋の一時はおいしい抹茶で一休み。残り少ない2021年、心穏やかに、体健やかにお過ごしくださいね。
2.敵?味方?体脂肪の基礎知識
敵?味方?体脂肪の基礎知識
肥満と大きく関わる体脂肪は、何かと悪者にされ、嫌われがち。「そもそも体脂肪って何?」「体脂肪は必要なもの?」など、今回は体脂肪の基礎知識をご紹介いたします。
体脂肪の役割とは?
体脂肪とは、その名の通り、体内に蓄積された脂肪のことです。糖質やたんぱく質などの中で、エネルギーとして使われず余ったものは、脂肪として蓄えられます。脂肪は① 細胞膜などの構成成分となる、②エネルギーの備蓄、③体温を守る、④内臓を守るなど、生命維持に欠かせない成分。しかし、多過ぎると生活習慣病のリスクが高まり、少な過ぎると生命活動に大きな支障となります。
皮下脂肪と内臓脂肪
体脂肪は蓄積する場所によって、大きく「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分けられます。
内臓脂肪は胃や腸などの周りにつく脂肪で、たまりやすく減りやすいのが特徴です。皮下脂肪は、皮膚のすぐ下にある皮下組織、特にお尻や太ももにつく脂肪。体温維持や骨の保護に働くため、簡単には落ちない脂肪といわれています。
善玉と悪玉があるアディポサイトカイン
脂肪細胞から分泌される「アディポサイトカイン」という物質には、善玉と悪玉があります。善玉は、動脈硬化を予防し、悪玉は動脈硬化を促進させるといわれています 。特に内臓 脂肪の多い人は 、悪 玉の分泌が活 発になるといわれています。
体重や体脂肪を定期的に測ろう
体脂肪量の目安になるのが体重です。朝起きた時や風呂上がりなど、毎日決まったタイミングで測る習慣をつけましょう。但し、1日の数値で一喜一憂せずに、1週間や1ヶ月の単位で変動を観察することが大切です。
食事と日常の動きを見直して、余分な体脂肪を減らしましょう!
消費エネルギーに見合った摂取エネルギーを
年齢とともに基礎代謝が低くなり、体はエネルギーを消費しにくくなります。若い頃と同じ食生活では脂肪は増えていく一方。消費エネルギーに見合った摂取が大切です。
食物繊維を先に食べる
食べる順番も重要です。食物繊維が多いものを先に食べると、糖や脂肪の吸収を妨げ、消化を遅くして血糖の上昇を穏やかにしてくれます。
今よりも、キビキビ動く
ジムなどに通って運動習慣をつけることも大切ですが、まずは今の動作よりキビキビ動くように心掛けましょう。
元気な体にとって、無くてはならない体脂肪。余分な体脂肪は早めに落として 、健 康的な毎日を過ごしましょう!
3.「おうち時間」を健康的で快適に!
早いもので、2021年も残すところあと2ヶ月となりましたね。今年も不要不急の外出自粛を求められて、より一層家で過ごす「おうち時間」が増えた方も多いのではないでしょうか。
お家で過ごす時間が増えると、体の健 康はもちろんのこと、心のバランスも気になってきますよね。そこで今回は、「おうち時間」を健康的で快適に過ごすためのアイデアをご紹介します。
③ゆっくり入 浴する
「シャワーだけで済ませている」「お風呂はいつも短時間」という方は 、ゆっくり入 浴してみましょう。入浴にはストレス・疲労をリラックスさせる効果があり、血行が良くなって体のコリにも効果的です。
ちなみに私は、食事を充実させるために美味しそうなものを見かけたら買って帰ったり、かわいらしい動物の写真や動画を眺めたりして「おうち時間」を過ごしています。最近は、流行りの筋トレにもチャレンジしてみたいと思っています!
皆さまもこれらを参考に、ぜひ健康的で快適に「おうち時間」を過ごしてみてはいかがでしょうか。
(担当:梅澤)
4.今年も食べたい!私の大好きな秋の味覚
毎月変わるテーマでトーク 皆様とつくる、お便りコーナー
実りの秋、食欲の秋ですね。この季節、食べたいものがたくさん!今回は皆さまの好きな秋の味覚をご紹介します!
麦とろご飯と甘いコーヒー
恵比寿講の時節になると、麦とろご飯が我家の表メニューでした。山芋の皮を削り取り、おろし金ですり下し、ゴボウの煮汁で味つけて膨らませます。ホカホカの麦入り白米にこれをかけると出来上り。小食癖のあった私も、このメニューのときばかりはドンブリ3杯を数えました。裏メニューは、麦とろの食後、当時田舎では珍しいコーヒーでした。子供用に、蜂みつがいっぱいの甘いコーヒーで、美味しかった思い出です。母が亡くなって50年、懐かしさをかみしめます。
ぶどうの魅力にハマっています!
深い紫色の巨峰や、淡い緑色のマスカットなど、いろいろなぶどうが店先に並び始めると、秋が来たなと感じます。つい手を伸ばしてしまいますが、値段を見て、うっと引っ込めてしまう(苦笑)。でも、時々はえいっ!と買って、芳醇な香りと味覚を楽しんで、まったりします。
秋鮭は最高!
脂ののった秋鮭は、どう調理しても、おいしいですね! きのこや玉ねぎ、じゃがいも、米など、秋が旬の食材同士だと、さらに相性がいい気がします。自然の恵み、万歳!
京都でモンブランを…
秋、たくさん好きな物はありますが、最近「栗」が大好きになりました。特に「モンブラン」が大好き。コロナが終息したら、TVで見た京都などに行って、大きなモンブランを食べたいです!その日まで健康でいられるよう「L-137サプリメント」を続けていきます。
私の大好きな秋の味覚、さんま・松茸
先日マーケットで、198円のさんまがラストの1個残り、そして半額になっていたので迷わず買いました!もう少し脂の乗りが欲しい感じではありましたが、美味しく頂きました。昨夜は、外国産ではありますが、松茸を買って松茸ごはん、土瓶蒸し、天ぷらにして頂きました(^_^)
秋はきのこ料理を楽しみます
きのこは、もう一年中、手に入る食材ですが、秋になると、何故だか料理欲が湧いてきます。あんかけにして、こんがり焼いた焼きそばにかけたり、いくつかの種類を混ぜてクリーム煮にしたり。レストランのように、「森のなんとか風」とか、「木こり風」と名前をつけて楽しんでいます。
我が家はみんなイモ娘?
一昨年、お花仲間から手作りの干しイモの 作り方を教 えてもらい、早速チャレンジ!丸ごと1本のさつまいもを、皮つきのまま蒸し器で、竹ぐしがささるくらいまで蒸し、蒸し上がったら急いで熱いうちに皮をむき、0.5~1ミリ位にスライス。ザルに並べて自然乾燥。3日位で食べ頃に! 私は紅あずまで作りました。ほどよい柔らかさで、自然の甘みでとっても美味しかったです。
今年は、シルクスイーツやまた紅あずまなど挑戦してみたいです。早く秋が来ないか…あの味が楽しみです。
娘は大学イモが大好きです。我が家はみんなイモ娘?自然のおやつっていいですねえ。
秋の果物といえば梨です!!
梨の瑞々しくほのかな甘みは、秋を感じさせられます。学生時代は、サッカーの後に家でよく食べていました。今も、大好きです!
いつもハウスダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。ハウスの会報誌「活きいき便り(毎月発行)」では、毎月ご愛用の皆様の元気なお声やご意見・ご質問をお待ちしております。ぜひ、お気軽にお便りをお寄せください。スタッフ一同、皆様からの元気なお便りをお待ちしております。
今月募集のお便りはこちらです!
お便り(1) (2)、どれでもお好きなものをお選びください。
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(1)あなたの元気自慢!
毎日元気にお過ごしの皆様の様子を教えてください。趣味のスポーツ・旅行・サークル活動など…何でもOKです!お写真も大歓迎、元気なお便りお待ちしてます。
※後日、ご訪問の上インタビューさせていただく事がございます。 -
(2)商品へのご感想!
日頃ご利用いただいている商品へのご感想を、ぜひお聞かせください。
ご応募には「お客様番号」が必要です。
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【ご注意】
お寄せいただいたお便りは、会報誌「活きいき便り(毎月発行)」で、お名前(匿名)とともにご紹介させていただく場合がございます。文章掲載については、スペースの都合上編集させていただく場合がございます。
本誌に採用された方には、もれなく素敵な
「ハウス食品グループ詰め合わせセット」を
プレゼントいたします!!
※プレゼントの詰め合わせ内容は予告なく変更させていただく場合がございます。
5.全国のご当地鍋をご紹介!
このコーナーでは、ハウスダイレクトスタッフが気になっているスポットやイベント、季節のトリビアなどをご紹介いたします。
全国のご当地鍋をご紹介!
寒い季節にどうしても食べたくなるのが鍋料理。全国には、土地の食材を活かしたアイデアたっぷりの鍋がたくさんあります。今回は全国のご当地鍋をご紹介します。
ふぐちり(山口県)
山口県下関市が有名。ふぐちりの「ちり」とは、魚の切り身を鍋に入れるとチリチリと縮む様子を表現したものです。
水炊き(福岡県)
素材を水または出汁で煮込んだ鍋。一説では、西洋のコンソメと中華の白湯を合わせてアレンジしたのが始まりとか。
きりたんぽ(秋田県)
秋田のマタギたちの携行食糧だった、きりたんぽ。 鍋は、比内地鶏の出汁をベースに、醤油、砂糖、日本酒などで味を整えます。
美酒鍋(広島県)
全国屈指の酒どころ 、広島県東広島市西条の名物。肉や野菜を炒めて、たっぷりの酒を注ぎ、塩・こしょうで味付けします。
ちりとり鍋(大阪府)
ちりとりに似た正方形の鍋を使う焼肉料理 。鉄 工 所 も経 営していた鉄板焼き店の店主が編み出したと伝えられています。
せんべい鍋(青森県)
冷害が多く米が穫れなかった青森県南部。保存食として使われたせんべいを、味噌汁やあら汁に入れたのが始まりです。
あんこう鍋(茨城県)
元禄時代から親しまれ 、徳川光圀も食したといわれる鍋。身が引き締まった冬のあんこうを味噌か醤油で頂きます。
ねぎま鍋(東京都)
ネギとマグロで「葱鮪」と書く鍋。敬遠されていたトロを捨てずに食べようと考えた 、江戸っ子のアイデア料理です。