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日本人に愛されるきのこ 秋の味覚「松茸」のあれこれ
田んぼでは稲刈りが始まり、畑ではさまざまな実りの収穫。脂がのった魚たちも集まり、お店にはおいしそうな海の幸、山の幸が並ぶ季節となりました。きのこもまた、おいしい時期を迎えます。中でも、日本人が特に注目するのは「松茸」ではないでしょうか?今回は松茸のあれこれをご紹介します。
よい香り?それとも?
松茸は、縄文時代から食べられていたと考えられています。鎌倉時代には高貴な人々の間で、秋の松茸狩りが流行りました。一般人に広まったのは江戸時代頃のようです。
松茸の魅力は、何と言ってもあの芳醇な香りです。ところが海外ではあまり好まれない匂いなのだそうです。ヨーロッパではポルチーニ茸が人気。お国によって、きのこの好みが違うようですね。
アカマツの力を借りて育つ
松茸は、アカマツの木の周りに生えます。松茸の菌糸がアカマツの根といっしょになって、アカマツの根から栄養をもらいながら成長していくのです。松茸は栄養豊富な土ではなく、栄養分が少ない土を好みます。栄養豊富な土では、他のきのこもたくさん集まり、生存競争で負けてしまうためと考えられています。
価格を上げたのはプロパンガス?!
すっかり「高級食材」のイメージが定着している松茸ですが、その価格を上げた原因のひとつは、プロパンガスだと考えられています。というのは、戦後間もない頃までは人々は山で落ち葉や枝を拾い、それを燃やして煮炊きをしていました。そのため、山には落ち葉や枝があまり残りませんでした。ところが昭和28年頃にプロパンガスが普及すると、人々は山に行かなくなり、落ち葉や枝はそのまま土の栄養となっていったのです。そうして松茸は生存競争に負け、数を減らしてしまい、価格が上がっていったというわけです。
健康効果にも注目が!
松茸の香りは「マツタケオール」や「ケイ皮酸メチル」によるもので、食欲増進作用や消化酵素の分泌を促す作用があるといわれています。高血圧予防に働くカリウムやカルシウムの吸収を高めるビタミンDのもとになるエルゴステロール、便秘を予防する食物繊維などが含まれており、その健康効果も注目されています。
香り豊かで栄養価に優れる松茸。この秋も満喫したいですね。
季節の変わり目を快適に過ごそう! 秋の健康管理
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋。この秋は何を楽しみますか?今回は、この季節を元気に過ごすための健康管理についてご紹介します。
盛夏の疲れがどっと出る秋
ぎらぎらと照りつける陽光も穏やかになって、気温も爽やかになってくる秋。やっと過ごしやすくなって気分爽快!のはずですが、体調を崩す人も多くいます。その大きな理由としては、夏に頑張っていた体の疲れがどっと出ること。しかも最近では「夏の暑さ」のみならず、冷房や冷たい飲み物になどによる「夏の冷え」の影響も大きいのだそうです。そのまま秋に突入すると、朝晩と日中の気温差にも体がついていけなくなってしまいます。冷えは血行不良や胃腸の機能低下を招くため、できるだけ早く解消するようにしましょう。
極力、温かい食べ物や飲み物を摂ったり、生姜や唐辛子などの香辛料を活用して、体温を下げない食事を心がけましょう。また、入浴はシャワーなどでさっと済ませずに、ぬるめの湯にゆったり浸かって、体をしっかり温めるようにしましょう。
空気が乾燥。早めに感染症リスク対策を
秋が深まるにつれ、空気も乾燥していきます。空気が乾燥すると喉や鼻の粘膜も乾燥し、インフルエンザ、コロナ、風邪などの感染症にかかりやすくなります。人が快適に過ごせる環境の目安は、気温20~23°C、湿度40~60%といわれています。湿度40%以下になると肌や喉に乾燥を感じ、60%以上になるとカビやダニの原因となってしまいます。加湿器などで湿度を適正に保つように心がけましょう。
もちろん、感染症を予防するための、手洗い、うがい、マスク、咳エチケットは基本中の基本です。
日照時間が短くなりメンタルにも影響が…
「なんとなく気分が優れない」というのも、秋に特徴的な症状です。幸せホルモンと呼ばれ、心のバランスを整える「セロトニン」は、日光に当たることで生成されるので、日照時間が短くなると不足しがちになり、心に不調があらわれるのです。ただ、目から取り込まれる光量を増やせば、セロトニンの生成を助けることができるので、この時期は意識して明るい屋外などを見るようにしましょう。
食事で直接セロトニンを補うことができませんので、その材料となるトリプトファンとビタミンB6を摂るように心がけましょう。トリプトファンが多く含まれる食材は、豆と豆加工品(味噌、豆腐、納豆、豆乳など)、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)や卵、かぼちゃ、バナナなどです。
ビタミンB6が多く含まれるのは、サケ・サバなどの魚類、鶏胸肉やささみなどの脂身の少ない肉類などです。
また「3つのR」でストレスを溜め込まないようにしましょう。3つのRとは、Rest(レスト/休息)、Recreation(レクリエーション/趣味や運動など気晴らしにつがるもの)、Relax(リラックス/くつろぐこと)です。これらを上手に利用して、楽しい秋をお過ごしくださいね!
この漢字なんて読む?(食べ物編)
ひらがなやカタカナで目にすることの多い食べ物の名前には、漢字で表記すると、意外と難しいものがあります。今回は、そんな漢字をクイズ形式でご紹介します。
01.巻繊汁
崩した豆腐と、だいこんやにんじんなど、野菜たっぷりのホカホカ汁。名前は、中国料理に由来するとも、鎌倉のお寺に由来するとも言われています。
02.塩汁鍋
東北地方の魚醤を使った鍋。地元の魚や野菜、海藻をたっぷり入れて煮込みます。地元の方ならすぐ読めてしまうかもしれませんね。
03.捏
この漢字には「こねる」という意味があります。鍋料理によく入っています。焼き鳥のメニューにも並べられることがあります。
04.摘入/抓入
魚のすり身に、卵や片栗粉などのつなぎと調味料を入れまぜ、少しずつちぎって熱湯で茹でたものです。お吸い物もおいしいですね。
05.薯蕷
ネバネバ食材の仲間ですね。ご飯にかけたり、蕎麦にかけたりして食べます。お好み焼きのつなぎに使うとふわっと仕上がります。
06.雪花菜
あのヘルシー食材をしぼった残りです。食物繊維がたっぷり残っているので、最近では、ダイエット食品として利用する人も多いそうです。
07.鹿尾菜
こちらは、野菜ではなく海藻です。主な産地は、国内では房総半島、伊勢志摩、紀伊半島など。しかし現在は約90%が輸入ものです。
08.乾蒸餅
最後は、お子さまが大好きな西洋菓子。餅とありますが主原料は小麦粉となっています。直訳すると二度焼かれたパンという意味になります。
答え
01.けんちんじる、02.しょっつるなべ、03.つくね、04.つみれ、05.とろろ、06.おから、07.ひじき、08.ビスケット
①冷水で炊く
方法は簡単。お米を炊く時の水を、 冷蔵庫でよく冷やした冷水(約5°C)にするだけ。米を水につけると酵素の働きで少しずつ甘味が生まれますが、冷水だと米に水が浸透するスピードが遅くなり甘みをより多く生み出すことができるのだそうです。
②オリーブオイルを加えて炊く
お米2合につき、小さじ1程度のオリーブオイルを加えて炊くと、オイルでお米がコーティングされ、デンプンが溶け出すのを防ぎ、ツヤツヤごはんになります。
③酢を加えて炊く
炊く時に酢を数滴加えると、水が弱酸性になりお米のデンプンが溶け出しにくくなって、もちもちツヤツヤになります。
④大根おろしを加えて炊く
お米2合につき、大さじ1程度の大根おろしを加えると、酵素の働きで甘味がアップします。
いかがでしたか?おいしく楽しみたいお米。ぜひためしてみてくださいね!
秋の夜長をぐっすり眠る!
質の良い睡眠、とれていますか?
9月3日は何の日か、ご存じですか?“ぐっすり”という語呂合わせから「睡眠の日」とされています。2011年に精神・神経科学振興財団と日本睡眠学会によって制定されました。「人生の3分の1は眠っている」といわれている程、睡眠は大切です。特に、質の高い睡眠をとることは毎日の健康において大切なことで、その大切さは、食事や運動にも勝るとも劣らないですね。皆さんは、良質な睡眠がとれていますか?ぜひこの機会に、ご自身の睡眠を見直してみませんか?